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[COMPUTEX]会場で見かけた立体視技術いろいろ。空中結

 2010年は空前の立体視ブーム。そのため,COMPUTEXにおいても立体視関連の展示が目立っていた。本稿では,COMPUTEX会場で見かけた立体視関連の展示についてレポートしてみたい。


リアルの物体に映像を空中結像させるディスプレイ


仕組みを解説したパネ メイプル rmt
 台湾InnoVision Labs(NVIDIA陣営のグラフィックスカードベンダーとしても知られる香港InnoVISION rmt Red Stone
Multimediaとは関係ないらしい)のブースでは,ガラスで覆われたケースの中に展示された実体物に動画を空中合成する不思議なディスプレイデバイスを展示していた。
 これはデジタルサイネージ(デジタル看板)用の製品で,主に広告用途に用いられるテクノロジーになる。

 ブースでは,このデバイスを使って,実体物の金魚鉢の中にCG動画の魚を泳が
せたり,iPhoneの画面が液晶画面から起き上がって見えたり……といった演出のデモが行われていた。

 いったいどういう仕組みになっているのだろうか? それは,この装置を下から見上げるように見れば「ああ,なるほど」と分かるはず。

style='text-decoration: none;'>
 実は,外装ケースを構成しているガラス板はハーフミラーになっており,観客は,天板側の液晶パネルから映し出された投影像を見ているだけにすぎない。ただし,ハーフミラーに映し出された鏡像は,うまくガラスケース内の実体物に合成され arad rmt
て見えることになるため,まるでCGが実体物と共存しているかのように見えてしまう。

 天板側の液晶パネルは1027×768ドット。ここに3視点分の映像が表示されるので,各視点からの映像は640×480ドット程度になるという。オペレーションはPCベースで行われており,システムにはキャリブレーションソフトが付属する。ショーケースの大きさにもよるが,1 rmt Dragon Nest
セットあたり2500ドル(米ドル)程度を想定しているとのこと。

実体物のiPhoneの画面が起き上がって回転するデモと,天
板側の液晶画面の表示内容(以下同)
実体物の金魚鉢の中にCGの魚が泳ぎ回るデモ

style='width:260px;'>
実体物の化粧箱の中からトランスフォーマーが飛び出るデモ
src='http://www.4gamer.net/games/038/G003884/20100607033/TN/005.jpg'>
キャリブレーション画面


立体視テレビよりも手軽な立体視フォトフレームはいかが?


ニューサイトジャパン「3D Photo Frame」。2万9800円前後で発売にな
る見込み
 業務用裸眼立体視ビジネスにフォーカスする日本企業のニューサイトジャパンだが,COPMUTEX TAIPEI 2010においては,珍しく民生向けの新商品を展示
していた。
 それは立体写真のフォトフレーム「3D Photo Frame」だ。

 富士フイルムが「FinePix REAL 3D W1」を発売して以降,テレビだけでなく,写真の世界でも3D化の波が押し寄せている。最近では,ソニーがCybershot NEXシリーズを立体写真撮影に対応させることを発表し,これに呼応する形でCOMPUTEX TAIPEI 2010では,NVIDIAがソニーのNEXシリ
ーズの写真を同社の「3D Vision」で見られるようにサポートすることを発表した。ただ,写真の場合,映像(動画)よりもカジュアルに楽しみたいというニーズが高く,眼鏡をかける立体視よりも,裸眼で楽しみたいという要望のほうが強いのだという。
 この声に応える形で開発されたのが,ニューサイトジャパン
の3D Photo Frameというわけだ(注:昨年のSIGGRAPH Asiaではプリンタ出力によるソリューションを発表していた)。

3D Photo Frame用の立体視フォーマットにはソフトウェアで変換する
style='width:234px;'>
 フォトフレーム自体のスペックは,解像度800×600ドットで,レンチキュラーレンズ型の裸眼立体視方式になる。対応視点数は五つで,画面サイズは8インチ。
 ニューサイトジ
ャパンは,これまで視差バリア方式を強力に推進してきた企業だが,今回は,「フォトフレーム」という素性に配慮して,輝度優先のレンチキュラーレンズ型を採用したのだとか。実際に展示製品を見ると,たしかにかなり明るく見える。明るいために,立体視で得られる立体感以上にパリっとした見栄えとなっている。

 対応する写真は,FinePix REAL 3D W1で
採用されている左右の目用の2枚のJPGのコンテナ形式であるMPOのほか,一般的な2Dデジカメで撮影した写真についても疑似的に立体写真に変換することもできる。
 現状,立体写真フォーマットの標準仕様が定まっていないこともあり,多様な3D写真,あるいは2D写真の3D変換については,3D Photo Frame側ではなく,商品に付属する専用PCソフトで対応すること
になるという。

 3D Photo Frame側の内蔵フラッシュメモリ容量は4GBを予定。バリエーション展開でアニメキャラクターブランドとのコラボも計画されており,そうしたコラボモデルには,リードオンリー記憶領域にキャラクターものの立体写真がプリインストールされる予定なのだとか。
 店頭価格は2万9800円前後を想定しており,7月には発売の予定。
「日本製にこだわりたい」と,組み立て製造は島根県で行うことが決まっているという。


あなたの液晶ディスプレイを裸眼立体視化します


安価なフルHD液晶モニタとして秋葉原等でも人気のBENQのE2420HDをPop Filmで裸眼立体視化したもの
style='width:260px;'>
 台湾Daxon Technologyは,現存する2D液晶モニターを裸眼立体視に対応させる光学シート「Pop Film」の展示を行っていた。
 
本来は業務用であったが,現在の空前の3Dブームで沸騰する市場動向を見極めて,民生向け市場に参入する計画があるのだという。

 Pop Filmは要するにレンチキュラーレンズをあしらった光学フィルムシートだ。
 既存の2D液晶パネルに貼り合わせることで,その液晶パネルを裸眼立体視対応液晶に変身させるというわけだ。

 レンチキュラーレン
ズは各方向からの視線を,別々の液晶画素へ導くような光学系であり,液晶画素の解像度やドットピッチがマッチしていないと,まったく機能を果たせない。担当者は「各社の液晶モニター製品は,それほど多くはないメーカーの液晶パネルを共通的に使っているので,一つのPop Film製品でかなりの多くの製品をカバーできるから問題ない」とのこと。

class='img_right_top' width='260'>
引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』
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E2420HDのロゴ。確かに元は2D液晶ディスプレイ製品だ。また,Pop Filmの貼り合わせ精度はこんな感じでOKらしい
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